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ドライブはカブリオレが快適そうに見えるけど

夏が近付いてくるとドライブをしていても窓を開けたくなる。

窓を閉め切った中で暖房の効いた車内で寒さを感じずにドライブをするのも良いけれど、やっぱり開放的な気分になれるので窓を開けたくなるんだよね。

風に吹かれて髪の毛が顔にかかるのもご愛嬌。

助手席で飼い主に抱っこをされたウェルシュコーギーと目が合えば、軽く微笑んで手を振って挨拶なんかもしたりして。

彼(彼女?)は舌を出して口角を上げて嬉しそうに初夏のドライブを楽しんでいるようだった。

触ってモフモフしたいなどという欲求は、残念ながら車道で運転している身としては叶わない願い。

ドライブというのはそこはかとなく消えていく願いが降ってきたり沸いてきたりするようなものだったりする。

一台の屋根なしスポーツカーに追い抜かされた。彼の車は日産ノート

屋根なしスポーツカーだなんてダサい言い方はやめてカブリオレって言えば良いんじゃないかなって、昔付き合っていた男が言っていた台詞を思い出した。

時間の使い方が合わなくて別れた男だったけど、車の趣味はやたら良くて(今の彼はファミリーカーだし・・・)、日本の車も海外の車もやたら詳しかったのが印象的。

彼が当時乗っていたのは紺色の四駆で、街乗りにはもったいない車だったのを覚えている。

目線が高くなっていろいろな車を見下ろして走っていたから、ドライブの時も優越感に浸っていたっけ。

それも最初の頃だけだったけど。

その彼がああいう車も良いなって言ってたのがカブリオレ。

確かに全身で風を感じるああいう車は良いかもしれない。

カブリオレで海岸沿いをサーフボードを乗せて走ったら、それこそ絵になりそう。

サングラスをかけて、真っ白な大きめサイズのワイシャツを風にたなびかせて、その下は買ったばかりのビキニを着て海まで一直線。

ボトムはそれこそショートのデニムでも良いじゃない。

そんなことしてみたいなって思うけど、きっと現実はそんなかっこいいものじゃないんだろうなって簡単に想像がつく。

夏になれば湿気と熱気が混ざった風に吹かれるだろうし、紫外線も集中砲火。

冬は寒風吹きすさぶ中凍える手でハンドリング。

幌なんてあっても隙間風とか入ってきてエアコンなんて意味がなさそうじゃない。

けっきょくカブリオレは自分の頭の中だけで運転するのが一番良いんだと思う。

だから別れたあの男も良いよねって言いながら買わなかったんだよ。

ああ、けどやっぱり憧れる。

いつかハワイの青い空の下でレンタカーでワイキキをすっ飛ばしてみようかな。